作品にとりかかるときに欠かせないのは音楽。
筆に迷ったときは、無意識のうちにベースエッグを手にとっているときがある。ひんやりした温度と柔らかい曲線が好き。

いい香りが部屋を包み込む。いつものマグカップにコーヒーを注いで、テーブルに。さて。なにを流そうかな。
今日は忙しくなる。ベースエッグから、やさしいピアノの音が聴こえてきた。

時間を忘れて、制作に没頭できるアトリエ。
ひたすらに自分と向き合い、作品と向き合う。
筆を握り、ベースエッグに触れて、また制作に戻るのだ。